2015/09/10    08:00

国連トップにまでなって、“就活”する人もいるのですねー ねえ、潘基文さん?

菅義偉・官房長官と、潘基文・国連事務総長との押し問答が続いている。「抗日戦争勝利70周年」を記念する中国の式典に潘氏が出席したことについて、菅氏が「国連の中立」を求めたが、今度は潘氏が「国連は中立ではなく公平だ」と発言。菅氏は「言葉遊びをしているような感じにさえ聞こえる」と、不満を漏らした。
 
こうしたやり取りを見ていて考えさせられるのは、藩氏に「中立」を求めたところで、果たしてどれほど効き目があるだろうかということだ。彼の出身国では、政治のために歴史学さえお辞儀をする国柄である。あるのは真実ではなく派閥争いであり、そして、それによって国を滅ぼしてきた。潘氏のこれまでの行動を考えても、辞任を要求するしかないのではないかと思えてくる。
 
潘氏はこれまでも、国連内部で韓国人を重用するといった縁故人事や、中国の人権問題などでの弱腰の姿勢が目立つといった批判を受けてきた。「あなたの行為は嘆かわしいばかりか、真剣に非難されるべきだ」と報告書に書いて辞めた高官もいれば、米誌が「世界で最も危険な韓国人」とまで書いたこともある。
 
今回の中国での式典出席も、国連の威信に関わる大問題だと言える。特に、潘氏が今回の式典に出席したのは、2017年12月に行われる韓国大統領選に向けて、韓国内での反日世論の人気を高める狙いがあったとも言われている。潘氏自身は出馬を否定しているが、今のところ有力候補であることは間違いない。
 
もし、潘氏が本当に韓国大統領選を有利に運ぶだめに国連事務総長としての立場を利用しているとすれば、それはまるで、国連トップが、一加盟国の大統領になるために“就活”しているのと同じではないか。中国に行った潘氏は、いわばリクルートスーツを着て面接に臨んだ就活生。そして、その様子を“試験官”である韓国国民が判断する。今回の訪中も、大統領選での潘氏の“履歴書”に有利な材料として記されるに違いない。
 
しかし、そうであれば、韓国大統領の職というのは、国連トップが「仕官」しようと奔走するほど、偉い立場なのだろうか。そして、職務の一環として堂々と転職活動をするトップをいただく国連を、どこの国が尊重しようと思うだろうか。
 
ちなみに、日本では経団連の加盟企業の間で、就活の開始時期を後ろ倒しにする協定が今年から始まった。国連にしても、潘氏の“就活”を、後ろ倒しにしてもらいたいところだ。いや、そもそも、こんなことを書かないといけないのかと思うと、世界の平和を維持するはずの機関である国連の威信に、潘氏がどれだけ泥を塗っているのか、ため息ばかりである。

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