2015/11/04    18:30

【書評】日本はなぜ、アジアで愛されるのか ベストセラーの続編

日本が大東亜戦争を戦い、欧米の植民地だった国々の解放につながったことを、アジアの人々はどう考えているのか。各国への取材を通じてそれをまとめた、『日本が戦ってくれて感謝しています』(井上和彦・著)は、10万部を超えるベストセラーとなった。戦後70年を迎えたこの夏、発刊された続編も、学校で教わることのない先の戦争の歴史に満ちている。日本の軍人がどれだけの気高さをもって戦い抜いたかに、思わず知らず涙を流す人も多かろう。
 
本書『日本が戦ってくれて感謝しています 2』は、知る人の少ない第一次世界大戦における日本海軍の活躍から始まる。イギリスと同盟を組んでいた日本は、陸軍こそ派遣しなかったものの、地中海で艦船の護衛にあたり、諸外国の海軍から賞賛された。「日本軍の護衛がなければ出航しない」と言った船乗りがいたり、日本海軍の献身的な海難救助に対して、英議会で「バンザイ」の唱和が起きたりした話などは、目頭を熱くさせる。この夏は集団的自衛権の行使容認をめぐって国会が紛糾したが、戦前の日本は、諸外国と共同して世界の秩序維持に貢献していたのだ。
 
また、多くのページ数を割いているインドネシアの独立に関する章では、「東亜の解放」という先の戦争の大義に、純粋に殉じた軍人たちの姿が描かれている。日本はインドネシア人の団結を助け、終戦後にインドネシアに旧宗主国のオランダが戻って来ようとした際にも、現地の独立勢力を助けるために多くの日本人がその身を捧げた。こうした面を見れば、日本の戦争のすべてを「侵略」と片づけることが、フェアでないことは明らかだ。
 
筆者の井上氏は、各地の戦跡を訪れては、英霊が眠る墓地や史跡で供養の心を手向けて回った。戦後70年が経った今日、首相さえ靖国神社に容易に参拝できない異常な政治状況が続いる。私たちが学ぶべきは、国の防衛をアジアの解放のために戦ってくれた英霊に、心からの感謝を捧げることではないだろうか。
 




『日本が戦ってくれて感謝しています2』
井上和彦 著
産経新聞出版社

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