2016/06/06    15:06

天安門事件から27年――中国を無視した香港の民主化は可能か?

中国・北京の天安門で、民主化を求めてデモを行っていた学生らを、人民解放軍が戦車でひき殺すなどして弾圧した天安門事件から、4日で27年。香港では民主化を支援する団体が開いている追悼集会が、今年も開かれた。
 
しかし今年は、中国の民主化よりも香港の民主化の方が先だと主張する学生団体が離脱するなど、混乱が見られるという。香港の民主主義を求めて学生らが座り込みを行った「雨傘革命」によって、中国政府に反発する動きが広がり、最近では「香港独立」を掲げる団体も旗揚げされている。しかし、反中国の姿勢が今度は逆に、中国本土の民主化は自分たちの考える問題ではないという意見の広がりを生んでしまった。
 
だが、中国本土の民主化と連携しない香港の民主化は、起こり得るだろうか。「雨傘革命」の際にも、人民解放軍が出動して天安門事件の再現になるのではないかという懸念がくすぶっていた。いくら香港市民が立ち上がって、勇ましく民主化運動に乗り出したとしても、相手は、世界一のアメリカを挑発するだけの軍事力を誇示している中国共産党政府である。銃口が向けば、ひとたまりもない。
 
だから、香港の完全な民主化(あるいは独立)が実現するとすれば、それは中国共産党が倒れて、中国本土が民主化に向かう時である。中国本土の民主化に背を向けてしまっては、香港の民主化はさらに勝ち目のない戦いになりかねない。たとえ本土の共産党政府が憎くとも、民衆とは連携すべきなのである。また諸外国も香港の民主化との連携を、前向きに検討していく必要がある。

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