2015/03/22    13:00

戦略と戦術について

「戦略と戦術」。

皆さんも聞いたことがあると思います。
案外と漠然とした理解をしている場合があるので整理してみたいと思います。
 
最も簡単には、
 

「戦略」は「目に見えざる行動」
「戦術」は「目に見える行動」

 
と定義できます。 
 
もう少し詳しく説明すると、
 
「戦略」は
 

①状況
②条件
③場面
④範囲

 
の4つの要素の組み合わせの中から勝つためにベストの方法を編み出すことと定義されます。
 
さらに「戦略」は   
 

①中核に位置する思想
②戦略を機能させるための組織
③組織を動かすためのパタン化させた行動の領域

 
の3つの構成から成り立ちます。
(最後の行動の領域は「戦術」の領域と重複します) 
 
「戦略」の企業活動における例をあげると、
 

製品開発
商品構成
流通・価格・地域戦略

 
といった、外部からの目には見えない内部での意志決定がこれに該当します。
 
これに対し「戦術」はこの「戦略」を達成するための行動パタンです。
 

広告・宣伝活動
営業活動

 
など外部にもわかる、直接的な戦闘力がこれに該当します。
 
「戦略」は「果実の種」に喩えられます。
 

第一に、外側から見えないこと(企業の外部からは容易にうかがい知れない)
第二に、硬くて割れない(長期展望に関する意思決定のため簡単に変更できるものではない)
第三に、果実の外見ほど美しくない(競合の裏をかく、意表をつく)

 
というのが理由で「種」から「果実」が生まれるように「戦略」は「戦術」の上位概念として位置づけられます。
これが「戦術は戦略に奉仕する」と言われるゆえんです。
 
そして「戦略:2、戦術:1」の原則により、全戦闘力を前記の2:1の比率で配分するのがもっとも望ましいと考えられています。
 
戦略部門の充実は、限られた社内リソースの中での実行は容易ではありません。
しかし中長期での企業の勝敗を分かつ重要な打ち手ですので、心して備えてゆきたいものです。

出典:田岡 佳子 『そうなのか! ランチェスター戦略がマンガで3時間でマスターできる本』 (アスカビジネス)

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