2014/12/15    07:00

龍に立ち向かう仙人の気迫と勇気

四方八方へと竜巻のごとく吹き荒れる風の中に立つ中国の仙人・呂洞賓を描いた図。

自ら手にする壷の中から現れ、波間にある龍の頭上に立って、天空の龍を、目を見開いて、睨みつけ対峙している。

呂洞賓の両袖、髭、着衣、帯などは激しくたなびき、足元の龍の視線は観者を睨みつけ、画面全体に緊迫感が漂っている。

作者の雪村は謎の多い人物。

常陸国大田の佐竹氏一族に生まれ、禅門に入って修行をした後、関東各地で活躍した画僧である。

呂洞賓は唐時代の実在の人物で、科挙に落ちてから道士の鍾離権に出会い剣術と金丹術を授かり、道教の神仙となった。

一方、黄龍山の晦機禅師に参禅して悟ったともされ、禅宗においても祖師の一人として尊敬を集めている。

本作品も龍に化身した晦機禅師と闘わせた激しい禅問答を象徴的に表したのであろう。

中国の神仏信仰の一つの典型であるのかもしれない。

雪村の描く呂洞賓のように困難に立ち向かう姿を見ていると、なぜか勇気が湧いてくる。

 

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