2017/02/06    10:57

「嵐の中の沖縄の旅・その3」 <普天間から辺野古へ> 受けて立つ!歴史戦5

前回記事からの続き)
台風による暴風雨の中、那覇市に戻り、前日に案内してもらったAさんと福州園前で待ち合わせました。Aさんが来る時間まで、私は中を見学することにしました。福州園は、1992(平成4)年、那覇市制施行70周年と中国福建省福州市との友好都市締結10周年を記念して作られた中国様式の建物と庭園です。その昔に福州人がこの沖縄の久米村に渡来したことを記念して、那覇市久米に表現されたものだそうです。無料で入場できますが、車の通行の多い道路に面したところに建てられているため違和感を覚えました。なぜ、Aさんはここを見るように言ったのか理解できませんでした。

中に入ると何組かの観光客らしき人たちに出会いましたが、言葉は「中国語」でした。台湾からなのか、中共からなのかわかりませんが、日本語は聞こえませんでした。私は「福州園、ふ~ん」という感じの感想を持っただけでした。

そして、Aさんと落ち合い福州園から少し歩いて孔子廟に案内してもらいます。正式には「久米至聖廟」というようです。孔子とその門弟四名を祀ってあるそうです。2014(平成26)年に那覇市の協力を得て、江戸時代から琉球に存在した元の場所から、福州園に隣接する那覇市の公有地に移設再建決められたそうです。Aさんによれば、この施設は久米崇聖会という「華僑」を含む民間団体が設立する孔子の「墓」であり、一民間団体の宗教施設と見做されるため那覇市の土地提供は適切ではないとのことです。土地提供を決定したのは当時の那覇市長、現沖縄県知事の翁長雄志氏です。孔子廟(正式には至聖廟)移設についていえば、25億円を超える総事業費の半分以上が、国庫から支出されました。つまり国民全体の負担によってなされたのです。

孔子廟を後にして、車で那覇港近くに移動しました。那覇港の豪華客船が停泊できる船着場から那覇市役所・沖縄県庁へつながる道路の両サイド(若狭海浜公園)に「龍柱」が建造されつつありました(2015年8月現在)。



これは沖縄県知事の翁長雄志氏が、那覇市長だった2012(平成24)年、福建省福州市との友好都市締結30周年記念事業として始めたものです。総事業費は2億6700万円。このうち8割は国の一括交付金を充て市の負担は5300万円に抑える算段でした。翁長氏は市議会で「龍柱をシンガポールのマーライオンに匹敵するようにしたい」と胸を張ったといわれています。




「龍」は、中国皇帝の権力の象徴であり、「5本爪」の龍は中国皇帝のみが造ることができ、朝鮮など中国の華夷秩序に組み入れられた周辺諸国は「4本爪」を用いてきた歴史があります。首里城の龍の爪も、そして那覇港入り口に造られる「龍柱」の爪も「4本」です。つまり、「中華皇帝」に対する服属の印が龍の「4本爪」だといえます。翁長氏は現代の「中華皇帝」への服属の姿勢を表明しているのでしょうか。

2015(平成27)年末に完成した那覇港近くの龍柱は、重量450トン高さ15mで12の石の接着によりできています。製作は中華人民共和国の業者に依頼したそうです。結果的に総額3億3000万円を費やしたとのことです。

中国の領海・領空侵犯に一切抗議せず、普天間飛行場の辺野古移設や宮古島への自衛隊配備に反対する翁長知事の「福州園」「孔子廟」「龍柱」にまつわる動きは、まさに沖縄を中華人民共和国に譲り渡そうとするものです。

「(翁長氏は)海の玄関口に「4本爪」の龍柱を立て、県庁までの大通りに中国庭園や孔子廟を整備し、一体誰をお迎えするつもりなのか-。」(産経新聞2015.6.28)

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