2014/12/23    08:25

尖閣諸島防衛で大切なこと 中国の新しい基地は脅威なのか?

年末にかけてサプライズニュースが続いていますが、「中国が尖閣近海に軍事拠点整備 日米との有事想定」というタイトルのニュースには、少々度肝を抜かされました。

さっそくどこに軍事拠点を作ったのか地図を広げて分析にかかってみると、「これは煽りではないか」という感じがふつふつと湧いて、同時に既存のマスコミの報道に対して非常に不信感も湧いてきてしまいました。

ということで、今回の記事は中国が作った軍事拠点がどのようなものかを見てみたいと思います。

地図を見ればわかるのですが、中国が基地を作ったとされている南麂列島(浙江省温州市平陽県南麂鎮)は、確かに尖閣諸島から300km北西にあるのですが、中国本土の沿岸部にある島々です。

中国がここに基地を作った理由は、当然、本土の防衛にあると見てよいと思います。

軍事拠点は、レーダーサイトやインターネット通信網の整備などからして、防空組織の一部として整備されているのではないかと考えられます。中国の防空は、日本のように高度に組織化されているわけではないので、まずは防空組織を作っておこうということです。

私は石垣島で3回ほど講演する機会に恵まれましたが、その度に「尖閣諸島の制海権と制空権を取られないようにしなければいけません」と言ってきました。

中国が尖閣諸島を軍事力で攻め取る場合、中国本土から直接、海と空を通じて軍事力を投射することができます。よって、我々が着実に進めなければならないのは、まずは海と空をしっかりと守るということなのです。これをちゃんとしておけば、中国がどこに軍事拠点を作ろうが関係のないことです。

今回のような「煽り」は、最近、保守系の論者によって書かれる論文や記事に多く見られるようになっています。

尖閣諸島防衛、南西諸島防衛の基本は、制海権と制空権の確保であり、まずここから始まるのだということを再認識する必要があるでしょう。

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