2015/12/03    15:00

裁判は何のためにあるのか――翁長知事と世論戦

裁判とは、何のためにあるのか。

新聞は誰かの話を書くのが仕事だから、自分の主張を紙面に大展開することは(表向きは)できない。誰かの話であっても、その辺のおじさんや、一般の関心のない人のことを、むやみに書くことはできない。しかし、裁判となれば、公的な意味合いが出てきて、話が違ってくる。

たとえ無理筋の話であっても、裁判という公的な場での発言なら、新聞は「裁判がありました」というニュアンスで堂々と発言を引用して書くことができる。その発言に対して、共感するか、批判するか、それは編集の味付け次第である。

翁長雄志・沖縄県知事が、法廷に立った。原告こそ政府の側で、翁長氏は訴えられた側だが、この裁判をどのように利用できるかは、わきまえている様子だ。どのみち勝ち目はなくても、立会演説会としては絶好の機会となる。

3日の朝日新聞は「勝算については県庁内にも悲観論が根強い。仮に裁判で敗れても沖縄への理解と共感が全国に広がるよう布石を打っているとも言える」と伝えた。

これは、法廷闘争であって、法廷闘争ではない。オーディエンスは国民である。これは世論戦であることを、翁長知事もよく心得ている様子だ。

TOP NEWS

EUに余力があるか

2017/04/27  10:08

西バルカン諸国の紛争が再燃する恐れ

物事をどこから考え始めるか

2017/04/02  19:24

ぶつかり合う「幸福とは何か」――イギリスのEU離脱から

一石三鳥の魅力的な提案

2017/04/26  15:02

アメリカの裏庭であるメキシコで、ロシア戦闘機を生産?

「学校を選ぶ自由」を認めるべき

2017/04/21  10:38

教育の自由

それでもまだまだ少数

2017/04/02  19:49

変わろうとする学校

「確認済み」飛行物体

2017/04/17  11:17

どこからみてもUFOそのもの、ついに地球もやった…か?

ACCESS RANKING

2

スペイン発 ファッションの国際競争

ZARAのライバル、MANGOをご存知ですか?

5

赤本はあるけど、予備校には通えない

”目標”を突破せよ!・・・防大受験最前線

6

映画のような現実の汚職劇

ブラジル元大統領、逮捕まで秒読みか

7

プーチンとネタニヤフの取り決め

ロシアとイスラエルの軍事衝突は回避できるか

8

変化の激しい時代の問題解決。

問題解決――最も根源的な問題は何か?