2015/03/06    13:00

不登校解決のゴールはどこ?(不登校の正しい認識・2)

「不登校のゴールはどこ?」

つまり、何をもって解決!克服!とするのか。

実はこれが最も大切です。
この、ゴールの設定を間違えるととんでもないことになります。


あえて、最初に言わせていただきたいと思います。

「学校に通えるようになることがゴールではありません。」


もちろん、学校に通えるようになるに越したことはありません。
しかし、ただやみくもに、学校に通えるようになることだけを目指して支援してしまっては、不登校になった意味がなくなってしまいます。
言い方を変えるならば、進学先の学校や、就職先で再び“不登校”になる可能性が極めて高いということです。

 



・*・*・*・*・*・*・*・

イメージしてください。

なんだか今日はダルいなぁと思っていたら、風邪をひいてしまったようで、夕方には熱が出てしまいました。
とにかく熱を下げるために、ドラッグストアへ行き、風邪薬を買い、服用し、一晩眠りました。
すると明け方には熱が下がり、体調も戻ってきたようです。


・*・*・*・*・*・*・*・



よくある話のようですが、どこが問題なのでしょうか?

それは、「風邪をひいた原因を無視している」ということです。
ただ熱を下げるために薬を飲み、眠ることで、この時はたまたま治ったかもしれません。

しかし、風邪をひいた原因が食生活の乱れからきていたら、それを改善しなければまた風邪をひくでしょう。薄着が原因ならば、暖かい服を着なければなりません。
そもそも、発熱の原因は風邪ではなく別の病気だということも考えられます。
 


それでは、不登校に当てはめて考えてみましょう。

不登校になったからといって、焦って学校に登校できるようになることだけを目指すとします。
しかし、不登校になるには必ず原因があります。
(前回投稿で取り上げた通り、その原因がすぐにはわからないというパターンが多々あるので、原因追求は丁寧に行う必要があります。)

その原因に向き合わない限り、また違うタイミングで「不登校」や「引きこもり」という現象が起こったり、その他の予期せぬ形で現れるのです。


私たちの身に起きることは、例外なく原因と結果の連鎖です。

現在私は、様々な事例から不登校の原因を研究していますが、ある傾向に分かれていることがわかってきました。もう少し確信が持てるレベルにまとめることができたら、こちらでも発表させていただきたいと思います。


現在、不登校のこどもたちに接していらっしゃる方々にお願いです。

どうか、学校に通えるようになることだけを目標にするのはやめてください。

学校に通えるようになることは、目標ではなく結果なのです。

その子(またはその家族)にある原因がクリアになった結果として、自然と学校に通えるようになります。
せっかく不登校になったチャンスを逃さぬよう、焦らず、丁寧に、そして明るい未来を信じて向き合っていただけたらと思います。

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