2017/02/25    08:30

嘲笑されても平気 どや顔でUFO学を教える先生に、書く記者たち


満場一致の中で一人違うことをシレっと言ってのけると、日本では「調和を乱す」罪で大変なことになる。言う内容にもよるけど、学者がUFOなどを真面目に語ったら、物笑いのネタにされ、アカデミックの世界から消され、奥さん子供は出ていくかもしれないし友人からメールがピタッと来なくなるかもしれない。
 
毎日UFOネタの尽きない諸外国だって、これは結構勇気のいることだ。しかし、ゴーイングマイウェイな人間はどこにでもいて、立派な大学の先生が、「未確認の光るもの」というレベルではなく、「宇宙人がUFOに乗って地球に来ている」という想定でUFO学講座を平気でやっていたりする。
 
地方紙のレベルだと、それを書きまくるUFOファンの記者がいたりもする。UFO学者だけでなく地域の日々の目撃事件から未解決UFO事件、「Xファイル」など有名UFOドラマに出た地元情報など、なんでも話題にしておおいに楽しんでいる。
 
1月14日にカナダのモントリオール・ガゼット紙が、地元のUFO研究者のインタビューを掲載した。マギル大学といえば世界でも有数の名門校だが、そこの元心理学教授ドン・ドンデリ氏が、大学で「UFOs:歴史と現実」という生涯教育コースを担当しているという記事だ。ドンデリ元教授は、地球外知的生命体によるUFOの地球への飛来を確信していることで有名人なのだが、科学者として証拠を重視し、懐疑論にもフェアに接している。
 
面白いのは、エイリアン・アブダクションとは「人間を研究するための”キャッチ・アンド・リリース”」という仮説だ。地球外知的生命体が地球人を研究名目で釣っては放流しているのだ。ふと「人間に釣られてリリースされた魚はすごいトラウマを抱えているかもしれないな」という思いが頭をかすめた。また、アメリカ政府がUFO情報を機密にする理由などもドンデリ氏の講座の重要なテーマの1つだ。これはSFでもドラマでもなく、れっきとしたマギル大学の先生が講座で市民相手に教えていることなのだ。
  
宇宙には人間より進んだ生き物がいると想定すると色々、話が膨らんでくる。なぜ、そんなにテクノロジーが進んでいるのなら、一気に人間を”収穫”してしまわないのか?いや、テクノロジーが進んでいるということは政治学も進んでいて、さまざまな宇宙の協定があるのだ、好き勝手に星を侵してはいけないのだ・・・などと考えるのはUFO学の中でも文系の宇宙政治学(Exopolitics)の分野で、その専門家もたくさんいる。
 
他にUFOを研究する有名な学者の1人に、元ハーバード大学教授の精神医学者ジョン・マック博士がいた。この人はエイリアン・アブダクションの研究者の草分け的存在で、最初はUFOやエイリアンなど全く信じていなかったのだが、研究を進めるうちに科学者として肯定するに至っている。彼の分厚い著書『アブダクション 宇宙に連れ去られた13人』では、アブダクションされたとされる人たちの粘り強い心理分析の経過が克明に記されている。
 
彼らにはもちろんバッシングもある。コペルニクスのように主流の科学から迫害されているし、嘲笑の嵐である。それでも彼らは自分の考えに忠実だ。それがどうしたと本も出すし各地で講演もする。分析したらそうとしか思えないと堂々と言う。東大や京大の先生が、こういう市民講座をしてくれたら、のこのこと出てみようと思うのだけど、日本では批判の大合唱になることは間違いないから、まずはあり得ないだろう。
 
 

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